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2006年5月29日 (月)

みずうみ/よしもとばなな/フォイル

少しだけ一般的でない家庭に育ったちひろ。

過去に何かしらの大きな出来事があって、人間に対してひどく臆病なところがある中島くん。

中島くんの過去にかかわりがあるらしい、みずうみの近くに住む兄妹、ミノくんとチイ。

色々なものを喪失した彼らをめぐる、「出発点」までの物語。

始めは単純に、ちひろと中島くんのちょっと変化球な恋愛小説かと思ったけれど、読み進むうちに別の主題が見えてくる。

うまく言えないけれど登場人物それぞれが、人間の根本にある強さや優しさでどうにか生きている感じ。そこがせつない。

でもそのせつない部分になぜか勇気づけられる話でもあった。

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2006年5月28日 (日)

好きなもの:音楽編

好きなものシリーズ第四弾。相変わらずとりとめのない組み合わせですな。新旧もジャンルも無差別級。

[日本]

キリンジ、くるり、Cocco、椎名林檎、スガシカオ、スピッツ、畠山美由紀、LOVE PSYCHEDELICO

[海外]

グレン・グールド、エリック・サティ、ガーシュイン、グスタフ・マーラー、エンヤ、カーペンターズ、クィーン、ビートルズ、ペットショップボーイズ、ノラ・ジョーンズ、マドンナ

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2006年5月27日 (土)

目指せ!東京タワー。

といっても、リリー・フランキーや江國香織の小説の売り上げを目指せというのではないです。

『大停電の夜に』と『東京タワー』は同じ監督だったなと思い出したら、ついでに昔のことも思い出したというだけの話。

友人何人かと東京へ行った時に、ホテルから東京タワーが見えたのでじゃあ歩いて行ってみようということに。

三田からたぶん2キロくらい?歩き倒しました。

もちろん東京の地理が分かるはずもなく、東京タワーの姿だけが頼りの道行き。

夕方に出発して段々あたりが暗くなっていくなか、浮き上がる東京タワーのネオンがきれいだったなあ。

なんだか全然近づいてない気がすると言いながら、一時間以上歩いて到着したときはホッとしました。

今となっては懐かしい、若気の至り話。

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2006年5月26日 (金)

大停電の夜に/源孝志監督

クリスマス・イブの夜、発電所に隕石が落ちて東京は大停電に。

それぞれの予定とは裏腹なイブを過ごすことになる男女の、いろいろな形の愛情の物語。

なんとも美しく、ロマンチックな映画でした。

ろうそくの灯りってなんて温かみのある色なんだろう。

東京の夜景が徐々に消えていくシーンも綺麗だった。

ストーリーも恋愛だけでなく人情もあり、見終わったあと優しい気持ちになれます。

でも今の時期じゃなく、クリスマス・イブに観るとなお効果的。

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2006年5月24日 (水)

Vフォー・ヴェンデッタ/ジェームズ・マクティーグ監督

これはDVDじゃなく劇場で観たいと思っていて、今日やっと観てきました。

やっぱり観にいって良かった!

ストーリーはというと、第三次大戦後の独裁政権に支配されたイギリスが舞台。11時以降は外出禁止令が出ているなか、イヴィーは運悪く自警団に出くわすが「V」という男に救われ、やがて協力することに。Vは過去に恐ろしい実験の実験台にされ(もちろん独裁政権下なので公表されていない)、復讐と革命を巻き起こしていく…。

仮面の男は(当たり前だけど)表情なんてないはずなのに、観ているうちにちゃんと表情が感じられるように。いや私の気のせいかもしれませんが。

とにかく映像がスタイリッシュでかっこいい。計算された美しさ。

政治思想的にみることもできるけれど、エンターテイメントとしても充分面白いです。

賛否両論あるようですが、個人的にはおすすめします。

できれば劇場で観て欲しい映画。

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持っててよかった。

今日は休みだったので、一ヶ月ぶりくらいに都会へ。

が、行きの電車が途中でストップ。

何ごとかと思ったら人身事故があったというアナウンスが入って、結局一時間ほど停車していました。

そこで役立った(?)のが本。

車はともかく、電車や飛行機に乗ってどこかへ行くときには、なんとなく最低一冊は文庫か新書をカバンに入れているものの、いつもはあまり読みません。

なぜなら乗り物に乗ると眠ってしまうことが多いので。

でも今回は電車が止まった状態のせいか、眠ることもなく読書。本がなかったら暇で暇でしょうがなかった。

ちなみに読んでいたのは『ウェブ進化論/梅田望夫/ちくま新書』。

googleってスゴイ。まだ途中までしか読んでませんが。

そういえば人身事故と言っていたわりにニュースにも出ていなかったけれど、大丈夫だったのかな?謎です。

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2006年5月23日 (火)

メゾン・ド・ヒミコ/犬童一心監督

ゲイのための老人ホーム、メゾン・ド・ヒミコの経営者の照雄(田中泯)の死期が近いのを悟った恋人の春彦(オダギリジョー)の甘言にのせられ、照雄の娘で、母と自分を捨てた父とゲイに対して憎悪している沙織(柴咲コウ)がメゾン・ド・ヒミコで雑用をすることになり、少しずつ父親やゲイの人々に対する見方が変わっていく。

どんな人にもやがて降りかかってくる老いと死。

けれどゲイの人々にとってそれはより過酷なことかもしれない。

春彦が沙織とセックスしようとしたのも、身近な人の死を前に、今この人とならできるかもしれない、翻って今を逃したら女に対してもう二度とこんな風に思うことはないかもしれないという焦りがあったのだと思う。

結局それはできなかったのだけれど、沙織と春彦は肉体的に繋がることはできなくとも、なんというか、情で繋がっていくのだろう。

テーマとしては重いものだったけれど、終わりに希望が残る良い映画だった。

なによりオダギリジョーが色っぽい!

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もし僕らのことばがウイスキーであったなら/村上春樹/平凡社

村上春樹のスコットランド(主にアイラ島)とアイルランド紀行。

タイトルにもあるとおり、ウイスキーの話題がメイン。

写真も豊富できれいだなと思ったら、奥さんの陽子さんが撮ったもの。

ウイスキーの味わい深さがこれでもかと書かれていて、好きな人なら思わず本を置いてウイスキーの瓶とグラスを取り出してくるだろうなと思う。

自分が下戸なのでちょっと悔しい。

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2006年5月22日 (月)

マザー・テレサ/ファブリツィオ・コスタ監督

修道院内の女子高で教師をしていたマザー・テレサが、貧しい人々に尽くすことに目覚めたその後の半生を描いた伝記。

オリビア・ハッセー主演。

正直、キリスト教徒ではないしマザー・テレサの功績もほんの一端しか知らなかった私には、分かりやすい映画でした。

過剰な演出がなく、ものすごく感動的というのでもない分、誠実に描かれているんだろうと思わせる真面目な作り。

「私がしていることなど大海の一滴に過ぎない。でもなにもしなければその一滴もない」

というマザー・テレサの言葉に、思わずわが身を振り返って反省。

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2006年5月20日 (土)

好きなもの:漫画編

[作家](以下敬称略)

あとり硅子、羽海野チカ、浦沢直樹、川原泉、佐々木倫子、高野文子、高野宮子、高橋葉介、西炯子、マツモトトモ、よしながふみ、吉野朔実、山田章博、わかつきめぐみ

[作品]

陰陽師(岡野玲子)、原獣文書(なるしまゆり)、ここはグリーン・ウッド(那州雪絵)、最遊記(峰倉かずや)、日出処の天子(山岸涼子)、百鬼夜行抄(今市子)、ブラック・ジャック(手塚治虫)、ワイルド・アダプター(峰倉かずや)

[アニメ]

xxxHOLiC、桜蘭高校ホスト部、蟲師、宮崎駿作品の色々

好きな作家とは、本が発売されたら反射的に買ってしまう・そうでなくともいずれの作品にも共通する世界観や空気感が好きな人、というわかるようなわからないような基準で決めました。なので作家と作品の間に微妙なずれがあります。

峰倉かずやなんてニ作品あげているのに好きな作家に入れてない…。ごめんなさい。

自分でも基準がよくわからないけれど、心の声に従ってみました。

アニメに関しては要するに最近TVで見た、あるいは見ているものが主です。

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好きなもの:俳句・短歌編

[俳句](以下敬称略)

尾崎放哉、松尾芭蕉

[短歌]

西行法師、寺山修司、早坂類、穂村弘

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好きなもの:作家編

自己紹介代わりに、好きなものを脈絡なく挙げてみようかと。

まずは作家編です。

[日本の作家](以下敬称略)

芥川龍之介、あさのあつこ、有川浩、有栖川有栖、伊坂幸太郎、江戸川乱歩、小川洋子、小野不由美、梶井基次郎、川上弘美、北村薫、京極夏彦、クラフト・エヴィング商會、澁澤龍彦、島本理生、瀬尾まいこ、高村薫、中勘助、永江朗、長嶋有、長野まゆみ、梨木香歩、中村航、古川日出男、三浦しをん、宮部みゆき、村上春樹、よしもとばなな、米澤穂信

[海外の作家]

ポール・オースター、M.B.ゴフスタイン、ターシャ・テューダー、レイ・ブラッドベリ

こうして並べてみると、ばらばらなのに偏った趣味…。これからまだまだ増えたり減ったりするでしょう。

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2006年5月19日 (金)

私の耳は。

私の耳は 貝のから 海の響きを なつかしむ

というジャン・コクトーの詩。

私の耳は 貝のから 人の言葉は わからない

というのは『あさりちゃん』(懐かしー)のなかでたたみ姉ちゃんが言っていた名台詞。

時々シャッターが閉まる。

これは自分の耳についての話。

前触れなくやってくるそれは、まず耳の奥から空気が吸い出されて真空になるような感覚で始まる。

キイィンと高い音階が静かに鳴りだすと、今まで聞こえていた時計の針の音や通りを車が走っていく音やらはどこかへ行ってしまう。

キインという音すらやがて消えてしまい、私は無音の世界にしばし放り出される。

真夜中の水族館のような静寂。

けれどまた音は戻ってくる。

今度は少しづつ空気と音が一緒に耳に入ってくる。

カチコチと時計の音がする。

また私はこの世界に戻ってくる。

でも、意外と音のない世界も嫌いではない。

耳鳴りの原因は昔やらかした中耳炎と医者が言ってました。

そのとき初めて、自分が中耳炎をやっていたことを知ったんですけど。

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東京奇譚集/村上春樹/新潮社

偶然の旅人

ハナレイ・ベイ

どこであれそれが見つかりそうな場所で

日々移動する腎臓のかたちをした石

品川猿

以上の5編所収。

個人的には一番目の「偶然の旅人」が好きです。

ちょっとポール・オースターの『トゥルー・ストーリーズ』を彷彿とさせるところがあって。

何はともあれいつもの春樹節が心地よい一冊でした。

この人の著作を読むと環境や精神がどんな状況にあれ、いつでもしんとした気持ちになるのは何故だろう。

だから癖になるのかな?

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2006年5月18日 (木)

風の吹く日に。

風の吹く日に。

早坂類さんの短歌が好きです。 とくに好きなもの三首を挙げてみると。

かたむいているような気がする国道をしんしんとひとりひとりで歩く

その川の赤や青その川の既視感そのことを考えていて死にそこなった

さんざんに美しい幻の家であるかのような紺のコートを羽織る

…なんだかどれも孤独感が満載。でもそこがたまらなく癖になる。

写真は早坂類歌集『風の吹く日にベランダにいる』のイメージ。 といっても撮ってから気がついたんですけどね。

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2006年5月16日 (火)

はじめまして。

「なまねこ」と申します。

某ブログから引越してきました。

なんとなくココログの方が使いやすそうだったので。

といってもブログそのものを始めてまだ一ヶ月と少し。まだ分からないことだらけ。

フツツカモノですが、どうぞよろしくお願いします。

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